よくある店舗設計の失敗例 / The example of failure
新規出店や開業に向けて店舗設計・店舗デザインに力を入れるオーナー様や院長様は大勢いらっしゃいますが、それでもオープン後の店舗やクリニックの集客が振るわない、経営がうまくいかないというケースはよくあります。
こちらでは、店舗設計・デザインでよくある失敗やトラブルをご紹介します。
Case 1 客席の数を多くしすぎた…
飲食店でよくあるのが、オープン後の座席数に関する悩み。売り上げを伸ばすためにできるだけお客様を呼びたいのはわかりますが、座席を増やせば増やしただけキッチンやエントランス、通路などはせまくなってしまいます。
特にキッチンが狭くなると、つくれる料理の種類や数が減るため、お店の価値を下げることにつながりかねません。
Case 2 細部にこだわりすぎた…
照明からイスやテーブル、窓枠など細部のデザインにまでこだわってお店をつくったものの、全体を俯瞰してみると“やりすぎ感”があったり、使い勝手が悪くなったりしてしまうケースもあります。
テーブルが大きすぎてスタッフがすれ違えない、装飾が多くて全体の印象が重たい、掃除がしにくいなど、「木を見て森を見ず」の設計では後々問題が生じてしまいます。
Case 3 施工費用が高すぎた…
出店・開業にあたって特に大きな出費となるのが施工費用。ここにお金を掛けすぎるとインテリアや設備などにお金を使えなくなってしまい、思った通りの店舗ができない可能性があります。また、予算を大きくオーバーすると開店後の経営が苦しくなってしまいます。
事業資金の3分の2近くを占めることもある施工費用。事業計画を念頭に置いて、「その金額は自分たちにとって適正なのか?」としっかり考える必要があります。